今朝起きると、一面真っ白になっていた。
いよいよ来たか・・・。
玄関を竹箒で掃いた。
通路についた足跡も、竹箒のあとも何だか美しいと思った。
こばしりEは365日朝必ず竹箒で玄関先を掃いていた。
まるたが幼いとき、雪の降った日の竹箒のあとを踏むのが申し訳ない気持ちになった。
箒の跡になにか整然としたモノを感じていた気がする。
掃いた後に日が射してきた。
日の当たった所は、見る間に溶けていった。
整然としたモノは、儚いモノでもある。
今日は、哲学者のまるたである。