心洗われて、ほっこりして、
ちょっと泣きそうになった話
先日のことだ。
お年の頃、80代後半と思しき女性がご家族と喫茶にいらした。
和やかな、そのご家族の様子を拝見していると、みなさん、そのおばあちゃまをとても大事に思っていることは一目瞭然。
喫茶を終えられて、靴を履くのに、この椅子に座られた、おばあちゃま。
ふと、何かが目に留まったのか、穏やかなそのお顔をさらに穏やかにされて「カワイイわね・・・。」と、手を小さく降った。
視線の先にあったのは「お福さん」
「ほんとに、かわいくて穏やかなお顔ね…。」と、おしゃった。
まるた、思わず、なんだか泣きそうになった。
お福さんもいいが、そのお福さんに手を振る「あなた」のようになりたいと、思ったまるたであった。