まるた

若いころ「モノには名前があって、その名前を知ると世の中の見る目が広かる。」と、教えられたことがある。

この花、名前を知る前は「テレビの北の国からで、正吉君が蛍ちゃんに1000本送った花。」と呼んでいた。

オオハンゴウソウというのだそうだ。

この時期、そこらにたくさん生えている。

これも、今時期の雑草で「セイタカアワダチソウ」という。

まるた、名前は、知っていた。 

先日、とある古民家カフェでまったりしてたら、そこにいらっしゃった「植物で生糸を染めて刺繍に使っている」という女性とお話しが弾んだ。

女性「セイタカアワダチソウは、お湯に漬けると泡が立つんだよ。」と教えてくれた。

すごい・・・。セイタカだから、背が高いのは目ればわかる。まるた、セイタカだけで満足して、アワダチという言葉まで意識が向かなかった。

メチャクチャ納得した。

牝牛なら、みんな牛乳を出すんじゃなくて「子を産んだ牛が子牛を育てるために乳を出すんだ。」という、ごくごく当たり前のことを知った時くらい納得した。