「商家の暮らしのコース」で、写真OKなお部屋
先日ご案内したお客様、室内や調度品には目もくれず、何やらガラスの扉の下の方を熱心に写しておられた。
扉についている鍵だった。
「こういうの好きなんです。」とおっしゃって嬉しそうにされていた。
ふと、まるたの頭に浮かんだことがある。
これ、小林家玄関にある大正時代の下駄箱。
この下駄箱にも、鍵がある。
この棒を穴に入れて、クルクルとねじると鍵がかかるのだが、まるた、ずっと不思議に思っていた。
下駄を人様から守る目的なら、なぜ外についている?
鍵の意味がどこにある?
あの鍵がお好きなお客様に聞けばよかった・・・。
とりあえず、この下駄箱から何もなくなってはいない・・・。
謎は深い。