小林家玄関には、サルがぶら下がっている。
まるたが幼いころから、奥の部屋にぶら下がっていたものだ。
何かに使うものなのか、ただの飾りなのかは不明である。
便宜上、上から一郎、次郎、三郎としよう。
四郎と五郎もいるが、サルのくせに落下してあいにく入院療養中。
だからホントならもう少し縦に長い。
この兄弟、それぞれに個性がある。
今日、お客様がお帰りになったあと、ふと見ると・・・。
三郎の下に、何かがぶら下がっていた。
靴ベラだ・・・。
なるほど四郎と五郎がいたら、床についてしまうがこれは、ピッタリだ***
しかも昔から、靴ベラかけのようにしっくりしている。
もういっそ、靴ベラ掛けでいいや・・・。
四郎と五郎は、ゆっくり休んでもらおう。