一日遅れの片づけが始まった。
最初はこんな感じに拭きながら一度おろしていく。
すると不思議なことが起こった。
私の手が道具に当たり、倒してしまったのだ。
するとこうして引き出しが開き、帽子が出てきた。
それを見ると、
「ああ! それ探していた帽子だ! どうしてもひとつ見つからなくて、かぶせられなかったの」と、A蔵姉さん。
そう。人形がここにあるよ、と教えてくれたのだ!
「しっかりしろよ! ひと月恥かいたじゃねえかよお! 寒かったしよお! 来年はちゃんとやってくれよ!」
きっとこう言っていたのだろう。
来年はちゃんとします……!
人形の念力に動かされるN号でした。