まるた

これ、16年前に購入したCDプレーヤー。

カセットテープだって聞ける。

毎日、小林家の喫茶ホールで朝から閉店まで「酒屋唄」を奏でている。

ひょっとしたら、小林家で一番の働き者かもしれない。

酒屋唄は、酒造りの工程に沿って8曲くらいある。

労働歌だからなのか、なんとなくどれも同じメロディに聞こえる。

小林家、オープンから3年半になり毎日これを聞いているが、スタッフ誰一人として完璧に歌える曲がない。

ファイターズの応援歌とか、某電器屋のテーマソングなら3回聞いたら歌えるようになるのに、まったくもって不思議な唄である。

本日、閉店の5分前に気がついた。

今日の酒屋唄、リバースボタンを押し間違えて一日1曲目しかかかっていなかった。

何よりすごいと思うのは、このことにスタッフの誰一人気が付いていなかったということ。

誰よりも働き者の、悲しい現実である。