まるた

 

戦時中、各家庭から金物を供出したという話

  

                その2

 

まるた、昭和36年生まれ。

戦争が終わって16年後に生まれた。

 

何でも物持ちの良い小林家、まるたが物心ついた時、すべての鍋のフタは木製だった。

 

まるたが小学生も高学年になった時、友達の家に遊びに行った。

 

そこで、同じ素材でできた鍋の蓋を初めて見た。

 

「すごい***ピッタリあう蓋がある

(*´▽`*)」

 

家に帰って、こばしりEに「同じ素材のピッタリの蓋」の話をしたとき、初めて「戦時中に蓋を国に供出したのだ」という話を聞いた。

 

この時、初めて鍋の蓋は木じゃないんだ・・・。

衝撃を受けたのを今でも覚えている。

でも、あの焦げ目がついたピッタリしない木の蓋を思い出すと、おいしそうな味噌汁が脳裏に浮かぶ、まるたである。

 

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